漢エビデンスを伝える人達

全国の相談薬局・薬店で漢エビデンスを実践しています

「漢方薬舗 花緑堂」 店主 薬剤師 木下晃一
No.3

木下さんはラジオの冠番組を2つもお持ちで、とくにダイエット相談のお店として有名ですね。いつ頃からダイエット相談を始められたのですか?

初めてダイエット相談を受けたのは20年以上前になります。いまでこそダイエット相談のご予約でカレンダーがいっぱいの状態ですが、当初はダイエットのご相談は多くありませんでした。耳鳴り、めまい、頭痛といった不定愁訴のご相談を主としていました。その中で、体調を崩されている方は、健康だった頃より体重が重いということに気づいたのです。そして、体調がよくなると同時に健康的に痩せて、本当にお世辞抜きできれいになられる方が多かったのです。

もともとはダイエットという言葉に美容的なイメージを持っていましたが、肥満は生活習慣病などあらゆる疾患の入り口だと気づきました。肥満で悩む方をもっと減らしたい。そこで、「漢エビデンス」の理論を取り入れながらダイエットに力を入れるようになりました。漢方の店というと身構えてしまう方も多いと思いますが、ダイエット相談を前面に出すようになってから、漢方薬店として間口を広げられたと感じています。

確かにダイエット相談と聞くと、漢方が身近に感じられます。「漢エビデンス」の理論に基づくほかに、木下さんが個人的に大事にされていることはありますか?

もっとも大切なのは結果を出すことだと常に考えています。ダイエットのお客様の記録、個人情報になりますので体重の推移だけお見せしますが、50代の女性の方で、3か月で9.8キロ、4か月で12.6キロ、5か月で14.8キロ、半年で16.2キロ、8か月で18.8キロ、10か月で19.4キロ、最終的に1年半で25.8キロ痩せられました。最初にいらしたときは72キロあり、目標体重は45キロだと伺ったので、本気で応えなくてはと私も覚悟したのを覚えています。この方はとてもまじめに取り組んでくださり、見事、目標達成されました。もともと登山が趣味だった方で、「諦めていた5000m級の高山に登れました、痩せさせてもらえて感謝しています」と言ってくださったのが嬉しかったですね。

中には「本当に痩せるの?」と半信半疑の方もいらっしゃいますが、どなたでも2か月で劇的に変わっていただけるよう私は全力を尽くします。ダイエットのお客様と接するときは、予備校の熱血教師になったような気持ちです。最初は模試の結果がE判定でも、2か月でA判定にして合格へと導く。そのための体質改善を本気でお伝えしています。結果が出て、健康的に痩せて笑顔で「卒業」していただくのが一番の喜びです。

皆が笑顔で卒業していくダイエット塾。いいですね。ところで、木下さんは放送局で働かれていたご経験もあるとお聞きしています。相談薬局を始められたのはどのような経緯だったのですか?

親族に医療関係者が多く、私も大学は薬学部に進みました。しかし在学中から放送局でのアルバイトにのめりこみ、薬剤師の国家試験を受けないまま大学を卒業したのです。そしてそのままマスコミ界へ。テレビ・ラジオ番組の企画立案などに携わり、忙しくも充実した日々が始まりました。しかし、どこか心が満たされないような、もやもやとした想いがあったのです。その違和感について、しばらくは見て見ぬふりをしていましたが、ある時、テレビの健康番組を作っているときに「逃げられないな」と悟ったのです。メディアの仕事は刺激もやりがいもありましたが、私が人様のお役に立てるのは医療の仕事なのだと、ストンと腹に落ちたのです。それからマスコミ業界に見切りをつけて、国家試験を受け、薬剤師になりました。

薬剤師になって20数年。西洋医学だけでは解決できないことがあると実感する場面が多々ありました。一方で昔ながらの漢方だけでも現代人の生活にそぐわないという現実があります。そこで西洋医学のエビデンスを取り入れた「漢エビデンス」を軸とした漢方相談に行きついたのです。

そして、1人でも多くの方に漢方ダイエットで健康を取り戻していただきたいという想いから、ラジオにも出て広くお伝えするようになりました。薬剤師という立場で、古巣であるメディアの世界と関わっていることは不思議ですが、自分としてはとてもしっくりきています。

これほど有名になると、プレッシャーなどはありませんか?

ありません。本当にありがたいことのほうが多いんです。ラジオを聞いて「痩せたい!」と決意してご予約くださる方。「ラジオをずっと聞いていたので初めて会う気がしません」と言ってくださる方。みなさんリスナーさんであり、お客様でもある。ラジオがつないでくださったご縁です。

漢方薬店に来るのはやはり怖いし不安だと思うんです。それでもみなさん勇気を出してきてくださる。それに応えるために、私はもっと有名になるべきだと思っているくらいです。街を歩いていると、太っている方をお見掛けします。そのたびに自分の声はまだまだ届いていないのだと感じます。ですから、もっともっと有名になって、一人でも多くの方に漢方ダイエットを伝えていきたいと思っています。

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