店舗インタビュー

全国の相談薬局・薬店で健康相談を行っています

「漢方の丸福薬局」店主 薬剤師 藤田和俊
No.12

「本当にいいものだけ」。丸福薬局さんで扱っている商品を見せていただき、そう感じました。この10年ほどで、扱う商品を絞られたそうですね。

三代目として店を継いで20年。「良くなって欲しい」「本当にいいものだけ提供したい」その想いを追求する中で、自然といまの形に落ち着きました。健康維持のための製剤はもちろん、各種疾患に対する製剤も、必ず自分で半年から一年は試し、良いと思ったものだけを扱っています。
健康相談は食養生、機能性食品による栄養補給、そして漢方という3つの柱で行っています。現代の食生活では、ビタミン、ミネラル不足による新型栄養失調になっている方が多いです。医学は発達しているのに、アレルギー、がん、自律神経系の疾患などがなくならないのは、この栄養不足によるところが大きいと考えられます。体の土台を整えないと、漢方を効かせることも難しいのです。

ダイエットのご相談が多いと伺っていますが、ダイエットもやはり土台を整えることが大切になりますか?

はい。ダイエットはとくに40代から50代の女性のご相談が多いです。更年期、親御さんの介護、お子様の問題など悩みが多い年代で、ストレスで食べ過ぎてしまう方が多いです。頑張っているのに体重が落ちないと自信をなくしている方もいますが、食養生、栄養補給、漢方を柱にすれば体重はちゃんと落とせます。

土台を整えると、ダイエット以外にも効果はありますか?

ダイエットのお客様には、冷え性、花粉症、肩こり、便秘など色々な症状を抱えている方も多いです。たとえば血流改善など、体の土台から立て直すことでそうした症状もよくなっていきます。

土台の立て直しには運動も必要なんでしょうか?

例えばダイエットは、運動なしでも痩せられます。ただ、出来ることなら、無理のないところから運動にも取り組んでいただきたいと思っています。運動嫌いの方の多くは、つらい、つまらない、苦しい、続かないなど、ネガティブなイメージを持っている方が多いです。
しかし当店では、来店されたときに気軽に楽しくできるインナーマッスルを鍛えるマシンも4台ご用意しています。とくに股関節や肩甲骨を柔らかくしておくと脂肪が落ちやすくなりますし、長生きにも繋がると言われています。ちなみに私は過去にベンチプレスの競技選手を10年続け、全日本実業団の大会で優勝経験もあり、興味がある方には運動のお手伝いもさせていただいています。もちろんお店で指導する運動は、気軽に、楽しく、負担なく続けられるものですから、ご安心下さい。

運動指導まで。多方面から健康を支えているんですね。健康相談をされる上で藤田さんが大切にされていることは何ですか?

私自身もストレスから体調を崩したり、片目が見えなくなったりと不安を抱えた経験があります。そのとき、祈る気持ちで製剤をのみ、そのおかげかどうかは明言できませんが、結果として無事に治ることができました。
もちろん漢方が全てを治せるわけではありません。それでも、例えば痛みを和らげたり、体力を立て直したり、免疫を高めていくなどのお手伝いは出来ます。また今は、原因不明だったり、病名がつかない不調も増えています。例えば、お腹が急に痛くなる、急に汗がでる、眠れない、冷え性、鼻から膿が出る、足の裏の違和感…何科にいったらいいかわからないような症状のかたがいらっしゃいます。本人はつらい。そこでじっくりお話を聞き、ストレスをとるだけでも変わっていきます。大事にしているのは、少しでも希望を持っていただくこと。その方の気持ちや命が輝くこと、少しでも元気になって帰ってもらうことです。

どうしたら人は希望を持ち、元気になれるのでしょう?

決めているのは、必ず受け止めることです。邪気を出すことが大事で、僕らは受け止めないといかんのです。もちろん、お客さんがそれだけ苦しんでいた病や悩みですから、それを正面から受け止めたら、私も体に来るんです。でも、そうなるくらい受け止めないといけない。他がダメでうちに来てくれたんだから。お客さんの話を流してはダメなんです。
そういうことをしているから、実は今でも、体調に不安を抱えることがあります。そのたびに漢方に救われているんです。信じてたくさん飲んでます。エビデンスとは逆の非科学的な話になりますが、お客さんの苦しさは全部受けとめると決めています。しっかり受け止められるよう、私は栄養と休息をしっかりとってお待ちしています。ここにあるのは、自分が戦うために選び抜いた商品です。

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